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  • inuzuka9

肛門絞りについて



今回は、「肛門絞り」についてお話ししていきたいと思います。


まず、「肛門腺」というワンちゃんにとっての大切な器官があります。肉食類のみに存在し、肛門のやや下の皮膚の内側にあります。そのなかには、2つの袋状の肛門嚢が形成されており、袋のなかに分泌液が溜まるようになっています。分泌液の量や色は、ワンちゃんによって様々ですが、ワンちゃんが人間と暮らす前は、肛門腺を噴射することで外敵から身を守ってたり、自分のテリトリーを示したりしていました。だから、ワンちゃんが散歩中など、出会ったワンちゃんのお尻のにおいを嗅ぐのは、この分泌液を嗅いでいるのかもしれません。

この分泌液というのは、通常は便と一緒に排出されるのですが、現代のペットは、人間による肛門絞りが必要です。それは、人間と暮らすようになってから、分泌物を押し出す、「肛門括約筋」と呼ばれる筋肉が落ちてきているからです。特に、小型犬や肥満犬、高齢犬、筋肉が未発達な子犬などは、自力で排出することが難しいので、飼い主さんなどによる肛門絞りが必要です。


この肛門絞りをしないと、「肛門嚢炎」や「肛や周囲腺炎」、「肛門嚢腺癌」などといった病気にかかってしまうかもしれません。

しかし、やりすぎも肛門腺を傷付けて炎症を引き起こす可能性もあります。先ほど述べたように、量や色はワンちゃんによって様々だとお話ししましたが、肛門絞りをして出た分泌液が、赤色や緑色のときは、既に炎症を起こしているかもしれないので、動物病院等で診察してもらいましょう。


適度な肛門絞りをしてあげて、飼い主さんもワンちゃんも素晴らしい毎日が送られることを願います。



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